医師などが立ち会えないまま、突然、出産が始まってしまったら、どうしますか。

妊婦と赤ちゃんにとって一分一秒を争う事態は、現場に駆け付ける消防の救急隊にとっても、経験は、そう多くはありません。

病院以外の、そうした出産に備えるため、29日、石川県の小松市と加賀市の2つの消防が合同で対応訓練を行いました。

医療機関への到着が間に合わない突然の出産は「墜落出産」とも呼ばれます。分娩が進むスピードが極めて速く、自宅や車の中などで出産に至るケースを指します。
妊婦と赤ちゃんの命を守る上で、消防の救急隊にとって重要な出動となります。しかし、発生件数が少ないことから、隊員の経験が乏しいのも実情です。

参加した救急救命士らは、人形を使っての分娩介助や、赤ちゃんを蘇生する方法を学びました。

▽加賀市消防本部・北出真大救急救命士…「救急現場では分べん介助の経験がなかったので、こうした訓練は非常に有効で勉強になった」

▽小松市消防本部南消防署・豊田健吾指導救命士…「人形がないと訓練ができないので、今回導入したことによって、隊員の技術があがればいい」
分娩での出動は、2つの消防でそれぞれ年に1回から数回程度ということです。














