福島県内の企業のおよそ8割が、忘新年会を開かないとする調査結果が発表され、飲食店では、3度目の厳しい冬を迎えています。

水津邦治アナウンサー「こちらは、コロナ禍の中でも3年間明かりを灯し続けている郡山市の居酒屋です」

郡山市の居酒屋「こまち」では「街に明かりを灯し続けたい」と、これまで3年間、休むことなく営業を続けてきました。

店は、コロナ禍3度目の忘年会シーズンを迎えましたが、いまだ客足の回復には至っていません。

Q.きょうの予約は?
こまち・二瓶幸衛さん「一応予約は2人だけいただいているが、それだけ。9月から10月にかけて少し回復状態になったんですが、11月から今月にかけてかなり厳しい状況になっているという感じ」

今年10月の店の売上げは、コロナ前の75%ほどで今月は55%まで落ち込んでいるということです。

東京商工リサーチの調査によりますと、今年、県内の企業で忘新年会を開催しないと答えた企業の割合は、77・5%に上っています。

二瓶さん「この忘年会シーズンは結構動きが出るのではないかと期待はしていたんですが、残念ながらまだまだコロナは続いているなという感じです」

コロナ禍3度目の冬、飲食店にとっては厳しい年末年始を強いられそうです。

二瓶さんは、コロナ禍で迎えた3度目の冬、このまま客が少ない状況が続けば、補助金が出ないこともあって、最も厳しいものになるかもしれないと話していました。