役所というと、縦割りで仕事を進めるイメージがありますが、経済産業省の出先機関の四国経済産業局と国土交通省の出先機関の四国運輸局が連携することになりました。2つの局がオフィスを構える高松市で覚書を取り交わしました。

人口減少が進む四国の中で役所の垣根を越えて課題に取り組もうというもので、四国経済産業局が取り組む脱炭素化の問題や四国運輸局が取り組む公共交通の問題などについて情報を共有し、共同で施策を展開します。中央官庁の出先機関が地方で連携するのは全国で初めてです。

(吉元博文 四国運輸局長)
「2年、3年先を見据えて、組織としてしっかり四国の活性化にお互い取り組んでいこうという、そういった枠組みを作ったということになる」

共同作業の第1弾は2025年の大阪関西万博でのインバウンド対策についてで、すでに共同で協議を始めているということです。