■大相撲初場所・千秋楽(25日、東京・両国国技館)

大関・安青錦(21、安治川)が20年ぶり“新大関優勝”を果たした。12勝3敗で並んだ熱海富士(23、伊勢ヶ濱)との優勝決定戦を制し、大関が意地を見せた。

新大関場所での優勝は、2006年5月場所の白鵬以来。さらに新関脇の先場所と、新大関の今場所で連続優勝を果たし、双葉山以来89年ぶり「新関脇ー新大関」連覇の快挙も同時に達成。熱海富士が勝てば静岡県出身力士としては史上初の賜杯だったが、悲願達成ならず。

本割で先に熱海富士が欧勝海(24、鳴戸)を寄り切りで下し、プレッシャーをかけていたが、安青錦も大関・琴櫻(28、佐渡ヶ嶽)を落ち着いて寄り切りで勝利。勝負は12勝3敗同士の優勝決定戦へと持ち越された。

決定戦では立ち合いお互い激しくぶつかり合うと、熱海富士が安青錦の上体を起こし、下手を取られながらも土俵際まで追い込んだ。そのまま熱海富士が寄り切ろうとしたところを安青錦が逆転の首投げ。最後は大関が番付の意地をみせ、国技館は大歓声が響き渡った。

安青錦は前日、横綱・大の里(25、二所ノ関)に敗れ、単独トップから陥落したが、負けを引きずることなく2度目の賜杯。初土俵から所要14場所での大関昇進を果たしたウクライナ出身の安青錦。来場所は綱取りの場所となり、スピード記録で頂点を目指す。