“視聴者目線”でニュースを変革

そして、ベストテン降板と同じ年の1985年に始まったのがテレビ朝日の「ニュースステーション」。久米さんは疑問や違和感があれば、その場で口にし、視聴者と共有する、それまでのニュース番組とは一線を画した “新たな”報道のかたちを築き上げました。

18年にわたりつとめたキャスターという仕事について久米さんは…

久米宏さん
「一生懸命勉強してこの辺(眉間)にしわ寄せて『僕が勉強したところはこうだ』って言ってもテレビを見ている人は面白くないんです。重い話でも軽く見てもらわないといけないんですよね」

「僕が一番『ニュースステーション』をやる時に気を付けたのは、『久米さんは毎日楽にやってるな、気楽にやっている』と、言ってみたら『鼻歌交じり』です。そこまでいきませんけどね。そういうふうに見られるためにはどうすればいいか。一生懸命苦労した」