きのう、投開票が行われた前橋市長選挙。“ホテル密会問題”の逆風を跳ね返した小川晶氏が再選を果たしました。勝利の要因はどこにあったのでしょうか。
けさ、前橋市内の一角に立っていたのは…
小川晶氏
「いってらっしゃい、気をつけて。おはようございます」
きのう行われた前橋市長選挙で、再選を決めた小川晶氏(43)。
支援者
「私だけは絶対に小川晶さんの味方でありたい。そう思って、ここまでやってきました」
今回の選挙戦は、部下の既婚男性とラブホテルで密会していたとして批判された小川氏の続投か、新しいリーダーに刷新するかが問われました。
小川氏
「もう二度と市民の皆さんの信頼を裏切らないんだと」
「マイナスからのスタート」だったという選挙戦。
小川氏
「改めてお詫びを申し上げます。本当にすみませんでした。ごめんなさい」
謝罪を繰り返すとともに、小中学校の給食費無償化など、街頭でも、SNSでも、前市長としての実績をアピール。毎日のように市民との対話集会を設け、草の根運動での支持拡大を目指しました。
参加者
「風邪を引かないように」
この日の集会では、“ラブホテル密会問題”を問う声はあがりませんでした。
記者
「今、小川氏が会場に到着しました。沢山の市民がこちらには詰めかけています」
小川氏
「選挙が始まってから、もっともっと申し訳ない気持ちも大きくなっていきました。だからこそ、もう一度、仕事をさせてもらいたい」
大勢の聴衆に感極まったのか、涙をこぼし、市民に訴えかける小川氏。演説後には、小川氏と握手をするための行列ができました。小川氏を支持する理由をきいてみると…
前橋市民
「やったことは(ホテル密会)は、そこは何で?というのもあるけれど。今までの行動だろうね、やってきてくれたこと」
「給食費が無料だったりとか、そういう取り組みがすごく共感できて」
「自民大国・群馬の政治を変えてくれるんじゃないかなと」
一方、小川氏と事実上の一騎打ちとなったのが、新人で弁護士の丸山彬氏(40)です。市議会の自民党系2会派や群馬県知事が支援し、組織的な選挙戦を展開しました。
女性
「ああいうこと(ホテル密会)しないでね。したかったら家族と」
丸山彬氏
「しないですよ。妻も1歳の子どももいるんで」
丸山氏
「私が大好きな前橋が今、全国の皆さんから笑われてしまっています。前市長の行動が招いたものです」
選挙戦序盤は、小川氏に批判的な演説もしていましたが、後半は政策を訴える戦略に転換。陣営のひとりは、「選挙活動を重ねるにつれて、“小川氏批判は不利になる”と丸山氏が感じ取ったのではないか」と話します。
選挙戦最終日。丸山氏が訪れたのは、市の中心部にある商店街でした。練り歩く、その先にいたのは…
小川氏
「丸山さんが通るまでは、ちょっとどきましょう。お互い頑張りましょう。ありがとうございます」
今回、小川氏が勝利した要因はどこにあったのでしょうか。
小川陣営
「組織に依存できない中、自立した個人の票が集まった。保守革新の枠を超えて支持を得たのではないか」
前橋市役所では、さきほど、小川氏に当選証書が付与されました。2度目の小川市政は、きょうからスタートです。
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