■皇后杯全日本バレーボール選手権大会ファイナルラウンド NECレッドロケッツ 3ー1 東レアローズ(18日 東京体育館)

バレーボールの日本一決定戦、皇后杯全日本選手権の決勝が18日、東京体育館で行われ、NECレッドロケッツが初めての優勝を果たした。

第1セットは初優勝を狙うNECレッドロケッツがサーブで東レのレシーブを崩して攻撃をさせなかった。NECの攻撃陣も日本代表主将の古賀紗理那(26)を中心に早い攻撃で東レを翻弄し第1セットを25-14でNECが奪った。

第2セットもNECは攻めのサーブで東レのレシーブを乱す攻撃を続けたが東レは選手交代を上手く使い試合の流れを戻した。東レはヤナ・クラン(35・アゼルバイジャン)が9得点をあげる活躍で25-23で東レが取り返した。

第3セット、中盤まで東レがリードしていたがこの試合14得点とチーム得点源となっていたクランが右ひざを負傷。ここからNECが流れをつかみ7連続ポイントを奪うなど25-18でNECが奪いセットカウント2-1でNECがリードした。

第4セット、NECは古賀を中心に攻め25-23で去年準優勝の東レを振り切りセットカウント3-1で初優勝を果たした。古賀が両チーム最多の27得点をあげチームを勝利に導いた。

試合後に古賀は「きょうはワクワクした気持ちで試合が出来た。楽しむという事をチームで決めて戦った」と笑顔を見せていた。さらに「今年1年本当にたくさんの事を経験させてもらって心もタフになったというか気持ち的に落ち着いてプレーが出来たのが私個人的には成長した部分かなと思う」と語った。