小泉進次郎防衛大臣が、最新鋭のステルス戦闘機F35Bが配備された宮崎県新富町の航空自衛隊新田原基地を訪れました。

激しい騒音が長く続くF35Bの訓練をめぐって、小泉大臣は住民への負担軽減策を新田原基地に指示しました。

(垣内沙耶記者)
「午後3時すぎです。小泉防衛大臣が輸送機で新田原基地に到着しました」

大臣就任後、初めて新富町の新田原基地を訪れた小泉防衛大臣。

まず、向かった先は、いちご宮崎新富サッカー場です。

(新富町 小嶋崇嗣町長)
「今、学校とか病院とかがあるところを通っている」

ここで、自衛隊として初めて新田原基地に配備された最新鋭のステルス戦闘機F35Bが飛ぶ時の音を確認しました。

この後、新田原基地に戻った小泉大臣は、F35B最大の特徴である垂直着陸の様子を視察しました。

音の大きさを実際に体感した小泉大臣は…

(小泉防衛大臣)
「F35Bのスローランディングは、従来のF15と比べると発生する音が大きく、長時間にわたるものであり、周辺住民の皆さんには相当なご負担をいただいていることを改めて実感しました」

こう話したうえで、地元住民への負担軽減策を新田原基地に指示しました。

そのひとつが、通常より短い距離で着陸するスローランディングのうち一部については、降下時の旋回を海上で行うよう飛行ルートを調整すること。

そして、もうひとつが、スローランディングを実施する曜日と時間帯を関係自治体に事前に通知することです。

(小泉防衛大臣)
「新田原基地の運用にあたっては、地元の皆様のご協力が必要不可欠だと考えています。引き続き、皆さまの声を真摯に受け止め、適切に対応してまいります」

(新富町 小嶋崇嗣町長)
「しっかり協議をしながら、少しでも住民の負担を減らせるように改善点を見出していければと思いますので、今後とも対策をよろしくお願い申し上げたいと思います」

このあと、会見に応じた小泉大臣は…

(小泉防衛大臣)
「地元の皆さまの懸念を払拭できるように、防衛省としては約束した負担軽減策を着実に実行していくことが何よりも大事であると考えています。引き続き、部隊運用上の必要性と住民生活とのバランスを図るための努力を積み重ねるとともに、地元の皆さんに対する丁寧な説明と適切な情報提供をしっかりと行ってまいります」

新田原基地には、現在、F35Bが5機配備されていて、今年度中にさらに3機が配備される計画です。

安全保障の環境が厳しくなる中ですが、「防衛力」と「地元の声」をどうバランスをとっていくのかが注目されます。

今回、小泉大臣が視察して地元の住民が感じている騒音を体感されたと思いますので、今後も引き続き、国と地元の間でコミュニケーションを図っていくことが望まれます。