「あなたは何も悪くない」

約6年にわたり部活動の外部コーチから性被害を受け続けたしおりさん(仮名)は、2025年11月、大きな一歩を踏み出しました。外部コーチを相手取り裁判を起こし、記者会見で自身の性被害について語りました。

転機となったのは、友人に今まで受けた被害を話したことでした。

「友人に話したとき、『それは普通の関係ではない。あなたは何も悪くない』と言われ、そこで初めて自分はもしかしたら悪くないのではと少しずつ思ってきた」

PTSDの診断を受けたしおりさんは、今、会社を休職して、治療を続けています。

「正直いつ死んでもいいやとずっと思っており、自分のことを大切にできない。『魂の殺人』であるし、こどもに対して与えた傷の重さを知ってほしい」

「魂の殺人」である性被害。しおりさんの戦いは今も続いています。