1月4日も再攻撃を警告するなど、ベネズエラへの圧力を続けるトランプ大統領。今回の軍事攻撃の目的は、アメリカへの麻薬流入を阻止することだ、と表向きは述べていました。しかし実は「2つの真の目的」があったようです。

麻薬対策は建前か トランプ大統領「2つの真の狙い」とは?

世界に衝撃を与えたアメリカによる“ベネズエラ攻撃”“マドゥロ大統領の拘束”

アメリカ トランプ大統領
「非合法な独裁者マドゥロは、死に至る違法薬物を莫大な量、アメリカに密輸した巨大な犯罪ネットワークの首謀者だった」

トランプ大統領は1月3日、攻撃後の記者会見でこう強調していましたが、本当の狙いは“麻薬対策ではない”と指摘されています。

会見では、2つの「本音」を漏らしていました。

アメリカ トランプ大統領
「新たな国家安全保障戦略のもと、アメリカの西半球での優位は二度と揺らぐことはない」

トランプ政権は2025年12月に発表した「国家安全保障戦略」。

中南米地域を含む「西半球」をアメリカの勢力圏、いわば“縄張り”と位置づけ、権益を確保する姿勢を強く打ち出しました。

マドゥロ政権は「反米」で、中国やロシアなどと関係を深める厄介な存在。排除し、「親米」の政権を樹立することで、「西半球」から中国などの影響力を取り除きたい意向があったとみられています。

そして、「親米政権の樹立」によるもうひとつの大きな「利益」が…

アメリカ トランプ大統領
「世界最大のアメリカの石油企業が壊れた石油インフラを修復し、ベネズエラのために収益をあげる」

世界最大の原油埋蔵量を誇るベネズエラ。

ただ、反米政権のもと石油の大半は中国に輸出されていて、アメリカには中国が権益を握ることへの強い危機感がありました。

アメリカ トランプ大統領
「全面的なアクセス権が必要だ。国の再建のため、石油や他のものもすべてだ」

4日には民主化に向けた選挙よりも「国の再建を優先すべき」との考えを示し、こう強調したトランプ大統領。

アメリカ トランプ大統領
「ベネズエラ側が従わなければ、我々は2度目の攻撃を行う」

さらに、このように警告しました。