食卓を支える広島市の中央卸売市場で、初セリがおこなわれました。

広島市中央卸売市場では、夜が明ける前から威勢のいい掛け声が響きました。関係者が集まる大発会もおこなわれ、3本締めで、1年間の商売繁盛を願います。

初セリでは、瀬戸内海で獲れたアナゴやハゲなどを、卸業者が次々と競り落としていきました。市場にとって去年は、漁師の減少や海の貧栄養化により、特にカレイなどの「底魚」の水揚げが減る厳しい一年だったそうです。

広島市中央卸売市場 水産物部協議会 山本英治郎会長
「ことしは少ない魚には良い値段が出ましたし、良い年になるのではないかなと。物価も安定して、魚も沢山揚がって、皆に魚を食べていただくと、こういう年になればと思います」

また、市場には、大量死問題に揺れる養殖カキも並びます。

仲卸業者 イノクチ 大前俊介部長
「入荷が1,2割で、小売店のご要望通りの数は揃いませんでした。二十何年間やっていますが、このようなことは1回もないです」

入荷が少ないため、価格は例年に比べると2割ほど高騰しているということです。一方で、品質については…

仲卸業者 イノクチ 大前俊介部長
「カキ業者が一生懸命自分たちで作ったものを選別して、良いものを市場に届けているので、全く問題ないと思います」

2026年は水産棟の建て替え設計に入る広島市中央卸売市場。節目の新しい一年がスタートしました。