30日午前10時50分頃、仙台市青葉区作並の「大江戸温泉物語Premium仙台作並」の敷地内で「ごみ置き場にクマがいる」と旅館の従業員から警察に通報がありました。

仙台市によりますと、クマは体長65㎝のオスの子グマで旅館の脇にあるゴミ置き場を漁るなどして5時間にわたり居座っていましたが、仙台市からの委託を受けたハンターが午後3時50分頃、緊急銃猟で駆除したということです。

「緊急銃猟」はクマやイノシシが人の生活圏に侵入し、猟銃以外での捕獲は困難などとされた場合に市町村の判断で猟銃を使うことが認められる制度で、2025年9月に施行されました。

仙台市では10月に太白区内の住宅地近くで初めて実施し、今回が2度目です。

クマが出没した旅館では、岩風呂などの客の利用を停止して、建物から出ないよう呼びかけていました。