2025年も残すところあとわずか。熊本市の神社や餅店では新年を迎える準備が進んでいます。
熊本市の加藤神社では、干支の縁起物や破魔矢などを並べるための仮設テントが設営され、臨時の巫女たちが挨拶の仕方や、お守りの種類などを学ぶ勉強会も開かれました。
「巫女さんの姿を見てかっこいいと思っていた。しっかり笑顔で迎えたいと思っている」(臨時の巫女)
近年は混雑を避ける「分散参拝」も多いことから、来年の干支、午が描かれた破魔矢が既に並んでいて、手に取る参拝者の姿も見られました。
「皆さんが安心してお参りできるように環境を整えているので、多くの方にお越しいただければ」(加藤神社 西山敬重 権禰宜)
正月3が日で45万人の参拝者を見込んでいるということです。
一方、正月に欠かせない餅の販売もピークを迎えています。
熊本市にある1910年(明治43年)創業の老舗、「米白餅本舗(よねはくもちほんぽ)」では、午後1時ごろからつきたての餅が販売され、買い物客が次々と訪れていました。
「毎年新米のみを使っていて、今年の餅も例年通りおいしいお餅ができている」(米白餅本舗 田尻隆一郎社長)
「毎年、暮れはここに来る。正月らしくなる」(買い物客)
今年はコメの価格高騰で、仕入れ値が去年と比べて7割ほど上がりましたが、正月の餅を楽しんでもらおうと、値上げ幅は5割程度に抑えているということです。
鏡餅のほか来年の干支が入った「干支餅」も販売されていて、大晦日まで営業するということです。














