自動車メーカーのマツダが先月の国内生産実績を発表しました。アメリカ・トランプ政権の関税措置の中、国内生産は、去年の同じ月より減少しました。

マツダによりますと、11月の国内生産は去年の同じ月に比べて2・3パーセント少ない5万8088台で、4か月ぶりの減少となりました。広島工場では、ヨーロッパで販売好調のCX-30の生産が大きく増えていますが、山口県の防府工場で生産終了のマツダ6や、北米向けのCX-80などの生産が減ったためとしています。

また、関税の影響により引き続きメキシコでの生産抑制を行っています。

アメリカへの輸出は、去年の同じ月に比べ18・3%多い1万9755台となっています。要因について「CX-5やCX-70の販売が好調で、アメリカ国内の在庫を補充するため」としています。

一方、世界販売台数は中国で9月に発売した電動SUV EZ-60や、ヨーロッパで販売好調ではあるものの、去年の同じ月より1・7パーセント減り、11万89台となりました。