黒部市の上坂展弘副市長が、26日、退職願を提出し会見を開きました。任期満了に伴う来年4月の黒部市長選への立候補も視野に、今後の進退を検討したい考えです。

黒部市上坂展弘副市長
「今後の市政がどうあるべきであるとか、そういう中で自分がどういう立ち位置でやっていけばいいかということをよく考えたい。いったんしっかり職を辞したうえで考えるべきだろうと」

上坂副市長は、会見で、周囲の市議らから、次の黒部市長選への立候補を促されていることを明らかにしました。そのうえで、立候補の判断については「年末年始の間によく考えたい」としています。

上坂副市長(64)は黒部市宇奈月町出身の64歳で、富山土木センター所長や県土木部次長などを経て2020年5月から黒部市の副市長を務めていてきょう退職願を提出しました。

黒部市長選をめぐっては現職の武隈義一市長(58)が2期目への立候補を表明しています。

上坂副市長から提出された退職願について武隈市長は、「少し驚いている」としたうえで、退職願を受理するかどうかは「これから考える」とコメントしています。

黒部市長選は来年4月5日に告示、4月12日に投開票です。