《畑を荒らし、金属製の扉も破壊…住宅地で出没を繰り返す》

7月12日に男性の命を奪ったクマ。襲撃後、その姿を潜める一方で、町の至るところに痕跡を残していました。畑を荒らしたり、住宅の間を歩き回ったり。人の暮らしのすぐ傍で、クマは出没を繰り返したのです。
クマに倉庫を荒らされた店長
「主に段ボールとかプラスチックとか、食べ物と間違って(クマが)引きずっていっているのは間違いない」
クマにこじ開けられた金属製の倉庫の扉は、激しく壊れ、鍵の部分も大きく歪んでいました。

クマを駆除したハンター(70)
「藪の中に入っている分に関しては、まだ何とか(駆除の対応が)できるかなという考えもあったんだけれど、家と家の間を縫うようにして歩くとか、そういう状況で発砲ができるかって言ったら、それはとても難しい話で…」
「二度三度とチャンスはあったんだけれど、やっぱり発砲できないという難しさはありました」

住宅地での発砲はリスクもあり、簡単ではありません。福島町でクマによる死亡事故が起きた当時は、人命に危険が迫っていると、警察官が判断し、命じなければ、原則、発砲することができませんでした。














