熊本市電の脱線事故からまもなく1年となるのを前に、熊本市交通局が現場周辺で重点パトロールを行いました。

熊本市電では2024年12月31日、熊本市役所の近くで脱線事故が起き、その原因がレール幅の広がりとみられています。

事故後に市交通局が全線で実施した調査では、あわせて107か所で基準値を超えるレール幅の広がりや高さのずれが確認されました。

交通事業管理者をはじめ職員10人あまりが参加した、今日(26日)のパトロールでは、走行中のレールの揺れに異常がないかや、計測器を用いてレールの幅を測定しました。

また線路が分岐する場所では、進路を変える装置が緊急時に手動で切り替わるかを確認しました。

市交通局は基準値を超えた107か所のうち、残る箇所の対策も2026年3月までに終える予定です。