参政党は、自民党の衆院議員だった中川俊直氏が党の役職についたと発表しました。

 25日に国会内であった参政党の臨時会見。神谷代表は、中川元衆院議員が23日付けで入党し、政調会長補佐に就任したと明らかにしました。神谷代表が入党を打診したということです。

 中川元衆院議員は、「悩んだが、神谷代表の熱い情熱が響いた。必死に生きる人たちの思いをしっかり反映させた政策に移っていかなくてはいけない。微力ながら力を尽くしていく」と意欲を示しました。

 中川元衆院議員は、自民党の元幹事長で父親の秀直氏の政界引退を受け、2012年の衆院選で広島4区から立候補して初当選。その後、女性問題が明らかになり、2021年の衆院選は無所属で立候補しましたが落選していました。

 中川元衆院議員は「国政復帰は今のところ考えていない」とし、「父には入党を反対されたが、しっかり頑張っていけば理解してくれると思っている」と語りました。

 神谷代表は「将来的には立候補してもらいたい気持ちはあるが、党員からの要請がないと決められることではない」と強調しました。参政党の政調会長補佐には、中川元衆院議員のほか宇都隆史元参院議員も就任しています。