老舗の駅弁製造販売「東海軒」が弁当・惣菜販売の「天神屋」傘下へ
「元祖鯛めし」などで知られる老舗の駅弁製造販売「東海軒」(静岡市)が、弁当・惣菜販売の「天神屋」(静岡市)の傘下に入る見通しとなったことが分かりました。
東海軒は、1889年(明治22年)に静岡駅の開業と同じ年に開業し、長年静岡駅構内を中心に駅弁やサンドイッチなどを販売しています。
しかし近年は、出張需要の減少に加え、コメなどの原材料価格の高騰により売り上げが伸び悩み、経営環境が厳しさを増していました。
関係者によりますと、天神屋と約1年前から事業承継に向けた協議を進めていて、天神屋にとっては、経営資源の効率化や新たな販路の開拓につなげたい狙いがあります。
東海軒のブランドや「元祖鯛めし」などの名物駅弁の生産・販売は、統合後も続けられる方針です。両社は2026年1月初旬に最終合意する予定です。














