知床沖の観光船沈没事故の裁判で、元船長は、事故起こした船長は経験が浅く「大なり小なり事故があるのかなと思った」と証言しました。

乗客・乗員26人が死亡、または行方不明になっている知床沖の観光船沈没事故では、運航会社社長で安全統括管理者の桂田精一被告が業務上過失致死の罪に問われています。

争点は、事故を予見できたかどうかで24日は、運航会社「知床遊覧船」の元従業員で沈没した船とは別の「KAZU III」の元船長が証人として出廷しました。

元船長は、2021年3月に退社しましたがその半年前に入社した男性がすぐに「KAZU I」の船長を務めることになったと言います。

元船長の証言
「経験のあるスタッフがいないと厳しいかなと思った。大なり小なり事故があるかなと思った」

元船長は、事故を起こした船長について経験の浅さを指摘しました。

次回の裁判は、2026年1月21日で、証人尋問の続きが行われます。