今年、職場で熱中症になって、死亡した人や仕事を4日以上休んだ人があわせて1500人を超え、過去最多となりました。

厚生労働省によりますと、今年1月から10月にかけて、職場で熱中症になって、死亡した人や仕事を4日以上休んだ人はあわせて1537人に上り、2005年の統計開始以降、最も多くなったということです。

死亡した人については、去年まで3年連続で30人を超えていましたが、今年はこれまでに12人となっています。

こうした中、厚生労働省はきょう、労働者側や企業側の代表者らによる職場での熱中症対策を議論する検討会を初めて開きました。どういった対策の強化が必要か、早ければ今年度中に取りまとめる予定です。

職場での熱中症をめぐっては、今年6月から企業が対策を行うことが義務になっています。