技能実習制度に代わって2027年から始まる外国人材の「育成就労制度」について、政府はきょう、2028年度末までの2年間で受け入れる人数の上限をおよそ42万6000人とする案を明らかにしました。
2027年に始まる「育成就労制度」は、人手不足などを解消するために専門技能を持つ外国人材の育成を図る新たな制度で、介護や建設などの17分野で原則3年間、専門的な技能を持つまで育成することになります。
この制度について話し合う有識者会議で、政府はきょう、2028年度末までの2年間で受け入れる人数の上限を、およそ42万6000人とする案を示しました。育成就労の受け入れ人数が示されるのは初めてです。
受け入れる人数は、17分野の人手不足の数から生産性の向上や国内で確保できる人材の数を引いて試算されていて、最も多い分野は「建設」で12万3500人、次に多いのは「工業製品製造」で11万9700人でした。
この案の内容について、政府はさらに議論して、来年1月に閣議決定することを目指しています。
注目の記事
自転車で直進したいのに…交差点の一番左が「左折レーン」 どう通行すればいい? 警察に聞く「2つの方法」

国立大学准教授の「二つの顔」違法風俗店の経営に関与 不倫相手の女性を “しもべ” 扱い「奴隷契約」か 富山

新幹線や特急列車で荷物を置くため「1人で2座席分購入」はアリ?ナシ? JRの見解は… 年末年始の帰省ラッシュ・Uターンラッシュ 電車内での“荷物マナー”

急増するパキスタン人に相次ぐ攻撃…ロケット花火やバット「嘘だと思われる」ユーチューバーへの取材で見えた目的と誤情報 地域社会での共生に深い影

1匹見かけたら、3年後には2万匹に…爆発的繁殖力「ニュウハクシミ」の生態 文化財をむしばむ小さな脅威

「ただただ怖くて…家にいられない…」地震で“恐怖の場”となってしまった自宅 壁は大きく裂け鉄骨は曲がり… 今も続く不安を抱えながらの生活【最大震度6強 青森県東方沖地震 被災地のリアル①・前編】









