演技指導の名目で俳優の女性を誘い出し、性的な暴行を加えた罪に問われている映画監督の男に対し、検察側は懲役10年を求刑しました。
映画監督の榊英雄被告(55)は2015年3月、東京・港区のマンションで20代の俳優の女性2人に、演技指導の名目で性的な暴行を加えた罪に問われています。
検察側はきょうの裁判で、「映画監督と駆け出しの俳優という圧倒的立場の差から自分の性欲のはけ口にし、卑劣で悪質だ」などと指摘し、榊被告に懲役10年を求刑しました。
一方の弁護側は、「被告と被害者には合意があり、被害を訴える女性の供述は不自然だ」などとして、無罪を主張しました。
榊被告は裁判の最後、「私は無罪であり、えん罪だ」と訴えました。
判決は来年3月6日に言い渡される予定です。
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