普及急がれる「感震ブレーカー」とは

高柳キャスター:
東日本大震災で起きた火災の半分以上が「電気火災」だということもわかっています。

そこで設置が急がれるのが「感震ブレーカー」ですが、設置状況は、首都圏の2割にとどまっています。

TBS報道局社会部 本杉記者:
自宅のブレーカーを開けると、設置されている場合は「感震ブレーカー」と書かれています。比較的新しい建物でも設置されていないことがあるので、ぜひ確認してください。

高柳キャスター:
感震ブレーカーは、強い揺れを感知したときに自動で電気を遮断する装置です。地震が起きたときに、電気による火災が発生するのを防ぐため、自動でブレーカーが落ちるようになっています。

種類としては、▼分電盤タイプ、▼コンセントタイプ、▼簡易タイプがあります。すぐに設置できるものなのでしょうか。

TBS報道局社会部 本杉記者:
特に簡易タイプや、コンセントに差し込むだけのタイプは電気工事の必要がなく、簡易タイプ中でも「おもり式」などは3000円ぐらいで買えるものもあります。

自分ごととして、すぐに設置を進めてほしいと思います。

日比麻音子キャスター:
帰省で実家に帰ったり家族が集まったりするタイミングで、感震ブレーカーの設置や、避難経路・連絡手段について確認してほしいですね。

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<プロフィール>
本杉美樹
TBS報道局社会部 気象・災害担当
南海トラフWGを発足から取材