小泉防衛大臣はきょう、非核三原則について「日本は政策上の方針として堅持している」としたうえで、「日本国民の命と暮らしを守るためには、あらゆる選択肢を排除しない」と述べました。

小泉進次郎 防衛大臣
「我が国としては、核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず、この非核三原則を政策上の方針として堅持しているというのは、高市総理も再三言ってる通りだと思ってます」

小泉防衛大臣は先ほどの会見でこのように述べたうえで、非核三原則の「持ち込ませず」については、「その時の政権の命運をかけて決断し、国民の皆さんに説明する」とした、2010年当時の岡田外務大臣の答弁を引き継いでいくと話しました。

一方、記者から「非核三原則を未来永劫変えるべきでないと考えるか」と問われると、「防衛大臣として日本の国民の皆さんの命と平和な暮らしを守るために、あらゆる選択肢を排除せず、検討を進める、議論をするのは当然のことだ」と答えました。

また、「明らかに日本を取り巻く安全保障環境は変わっていて、攻撃側が圧倒的に有利な環境が次々に出ている」と述べ、安全保障関連の3文書の改定を進めていくと強調。

そのうえで、「日本が平和であり続けるために、まもりの形も時代や環境で変わってくるのは安全保障や政治の現実だと思う」と指摘し、「国民の皆さんに説明して、必要な防衛力の整備をお願いし、理解を得るという不断の営みが必要だ」と述べました。