いわゆる「年収の壁」の引き上げをめぐり、自民党と国民民主党の税制の責任者がきのう(16日)に続き協議しましたが、結論は出ませんでした。

自民党の小野寺税調会長と国民民主党の古川税調会長はきょう、国会内で会談し、来年度の税制改正の焦点になっている年収の壁について協議しました。

両党の協議は2日連続ですが、減税の恩恵を大きく受ける層をどの所得層まで広げるかなどで折り合いませんでした。

今後も断続的に協議をおこない、税調会長同士で合意した場合は、最終的に党首会談を行う方向で調整しているということです。

自民党 小野寺 税調会長
「ここを詰めなければいけないという部分は、かなりはっきり見えてきたなという、そのような印象です」

国民民主党 古川 税調会長
「潮は満ちてはきてますが、波は行ったり来たりしてるかなとまだ。そういう感じですね」

協議に先だって小野寺税調会長は高市総理と会談し、「誠意を持って対応し、少しでも賛成が得られるよう最後まで詰めるよう指示があった」と明らかにしています。