アメリカのメディア大手ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの買収をめぐり、ワーナーがパラマウント・スカイダンスの買収提案を支持せず、株主に拒否するよう伝える方針だとアメリカメディアが伝えました。

ウォール・ストリート・ジャーナルが16日、関係者の話として伝えたもので、ワーナーは株主に対し、パラマウントによる買収提案を拒否するよう伝え、ネットフリックスによる買収を推奨する方針だということです。

パラマウントの資金調達に懸念が残ることなどを理由としていて、早ければ17日にも表明する見通しだということです。

ワーナーをめぐっては、今月5日に動画配信大手のネットフリックスがおよそ720億ドル、日本円でおよそ11兆円で買収契約を結んだと発表しましたが、8日にパラマウントがネットフリックスを上回る総額およそ1084億ドル規模の敵対的買収を提案していました。

今後、パラマウントが条件を改善し、改めて提案するかどうかが注目されます。