国営メディアが音声公開 「事前に日本側に通報」と主張
藤森祥平キャスター:
小泉大臣は「事前の通報はない」としていましたが、この問題について中国国営メディアは「中国側は事前に日本側に通報を行っていた」と報じ、現場のやり取りとされる音声を公開しました。

中国国営メディア系のSNSより
「日本の海上自衛隊116、こちらは中国海軍101。我が編隊は計画通り艦載機飛行訓練を行う」
「中国101、こちらは日本116。貴艦からの連絡を受信した」
中国国営テレビ系のメディアが9日夜に公開した中国軍と自衛隊のやり取りとされる音声です。

中国メディアは具体的な内容として、「6日の午後2時10分に遼寧の空母打撃群は、計画通り艦載機の飛行を実施すると通報し、日本の護衛艦は無線で通報を受けたことを確認した」などと伝えています。
中国側としては音声や詳細なやり取りを公開することで、自らの主張を改めて正当化したい狙いがあるとみられています。
日本側の反応はまだ明らかにされていませんが、この時期にちょうど中国・上海に行かれていましたね。

東京大学准教授 斎藤幸平さん:
先日行っていたのですが、市民のレベルでは特に嫌な思いをすることもなく、緊張感が高いとかそういうのも全然ない。このようにどんどん緊張関係が高まっている状態というのは非常に不安です。
もちろん中国側に問題があるのであれば、日本政府はこうした過剰なレーダーなどには抗議すべきだと思いますが、お互いが挑発を続けているうちに偶発的に取り返しがつかないことが起きてしまうのは避けたいですよね。
根本には高市総理が存立的事態についての不用意な発言を撤回しないことがあるので、私は撤回すべきだと思います。
いくら国内で威勢のいいことを言って支持率が高くても、こうした緊張関係がいつまでも続いていては日本の国益になりません。これほどの大国となった中国を無視して日本の国益は実現できないので、緊張よりも対話をしていくことが必要なのではないかと考えています。
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<プロフィール>
斎藤幸平
東京大学准教授 専門は経済・社会思想
著書「人新世の『資本論』」














