コース外を滑るスキーヤーなどの冬山での遭難に備え、北海道警がヘリコプターを使った救助訓練を行いました。

 訓練は、冬山でスキーなどをしていた人が負傷し遭難した想定で行われ、北海道警の山岳遭難救助隊およそ30人が参加しました。参加者はヘリコプターから降りる際のロープの使い方など、救助に必要な技術を確認しました。

北海道内では、昨シーズン、冬山での遭難が32件ありましたが、このうち19件が圧雪されていない場所を滑るバックカントリースキーによる遭難でした。

北海道警山岳遭難救助隊 掛端翼隊員
「バックカントリー(での遭難)は、冬山に特に多く発生する事故なので、スキー場の順守事項をしっかりと守って慎重な行動を心掛けてほしいと思います」

北海道警では、入国制限の緩和で外国人観光客が増え、昨シーズンより遭難が増える恐れがあるとして警戒を強めています。


12月14日(水)「今日ドキッ!」