レーダー照射は「威嚇行為」か

井上貴博キャスター:
元統合幕僚長の河野克俊さんによると、レーダーを照射されるということは「引き金を引かれるとミサイルが飛んでくる状況。戦闘行為の一環と解釈する国が多い。通常のレーダーは断続的にはあてないため、威嚇行為といえる」ということです。

威嚇のつもりだとしても、現場の何らかのミスであったとしても、軍事的な衝突に発展するリスクはあるわけです。

山形純菜キャスター:
レーダー照射が、どこの指示だったのかも重要になってくるということですね。

井上キャスター:
元海上自衛隊・海将で、金沢工業大学大学院の伊藤俊幸教授は、「習近平国家主席の指示ではなく、習氏が日本に怒っていることを察した現場が忖度をしたのではないか」と分析しています。

日本側としては、国際世論に日本の正当性を粛々と訴えていくことが重要なのだろうと思います。