人気落語家・春風亭昇太さんが愛媛県今治市内の中学校を訪れ、古典落語で生徒たちを沸かせました。

愛媛県今治市の大西中学校と菊間中学校の生徒らおよそ200人を前に、昇太さんはまず「落語は想像力が大事」と鑑賞のコツを伝えました。

そして、古典落語の「時そば」を披露しました。そばの代金をごまかす客を見た男が、自分も真似ようとして失敗するという、笑いあふれる物語です。

昇太さんは扇子を箸に見立ててそばをすする様子を表現したり、軽快な語り口で何役も演じたりします。

生徒たちは想像力を働かせながら鑑賞し、落語の世界に引き込まれていました。

(大西中学校3年・浦田楓さん)
「落語を見たことがなかったので、実際見てみてとても面白くて興味が湧きました」

(大西中学校3年・竹内友香さん)
「内容もだが、昇太さんの演技力。1人でやっていると思えませんでした。とても面白かったです」

また、昇太さんの弟子の春風亭昇ちくさんも落語を披露したほか、三味線を弾いて歌う音曲師の桂小すみさんも登場し、日本の伝統芸能の魅力を伝えていました。