オリンピックに向け、大きく前進です。名古屋で行われたフィギュアスケートのグランプリファイナルで新潟市出身の中井亜美が日本勢トップとなる銀メダルを獲得しました。
ミラノ・コルティナオリンピックの代表選考に大きくかかわる国際大会。新潟市出身の17歳、中井亜美は3位で6日のフリーに臨みました。
演技前には、「真央ちゃんのために頑張るくらい頑張る」と話した中井。
憧れの浅田真央さんが見守る中、最初の見せ場は浅田さんの代名詞ともいえる『トリプルアクセル』です。
ショートプログラムでは失敗に終わっていた大技ですが、フリーでは見事に成功。
【中井亜美選手】
「浅田真央さんの前でいい演技をしたいっていうふうな思いもありましたし、トリプルアクセルを着氷させたいっていうふうな気持ちがあったので」
トリプルルッツは体勢を崩してしまいますが、トリプルフリップとトリプルトウループのコンビネーションを決めると、笑顔がはじけます。
その後ものびやかで躍動感のあるスケーティングで観客を魅了した中井。
初出場とは思えない堂々の演技を見せました。
自分でも驚きの高得点でショートプログラムから順位を一つ上げ、日本勢トップとなる銀メダルを獲得です。
【中井亜美選手】
「本当にびっくりしてて、表彰台も乗れると思ってなかったですし。少しミスはあったんですけど、しっかりとリカバリーすることができて、本当にいい経験をできたなっていうふうに思います」
シニアデビューとなった2025年に快進撃を見せる17歳。
【中井亜美選手】
「少しずつオリンピックっていう舞台が近づいてきてるっていうのは自分でも感じてますし、このような緊張する舞台でもしっかりといい演技ができたっていうことは、次の試合にもつながると思います」
フィギュアの新星は目標のオリンピックに大きく前進です。
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