広島県福山市に住む20代の女性が警察官を名乗る男から電話で指示されるままに現金を振り込み、300万円をだまし取られる詐欺の被害が発生しました。
警察によりますと先月19日、女性のもとに「押収品の中にあなた名義のカードや通帳が見つかった」「あなたに容疑がかかっている」などと神奈川県警の警察官を名乗る男から電話がありました。その後、警視庁の警察官を名乗る男が電話に出て、「東京か神奈川に来てもらう必要がある」などと告げました。
女性が「行くことはできない」と答えると、「潔白を証明する調査費用にお金がかかることになる」「事件に関係なければ返金する」などと告げられたため、女性は指示されるままに窓口で現金を振り込み、300万円をだまし取られました。
振り込む際には窓口で「車を買うため」と偽って伝えるように指示されたということです。
警察官を名乗る男からの電話は、海外からの着信であることを表す「+1」から始まる番号でした。また、女性はLINEのビデオ通話機能を通じて警察手帳のような物を見せられたということです。
警察は
▽警察官が調査のために現金を要求することはない
▽困ったり不安に思ったりしたときは最寄りの警察署に連絡してほしい
と注意を呼びかけています。














