複数の都道府県を1つの選挙区とする「合区」の解消など、選挙制度について与野党で話し合う「参議院改革協議会」の初会合が行われました。

石井準一 座長
「ただ議論を重ねたと、何回やったということではなく、方向性を示せるような協議会を運営していきたい」

参議院改革協議会の座長に就任した自民党の石井準一参院幹事長は、初会合後の会見でこのように述べ、今年7月の参院選のいわゆる「一票の格差」をめぐり、全国の高等裁判所で「違憲状態」との判決が相次いだことを受け、「司法に対してロードマップを示すような議論が進められれば良い」と話しました。

参議院の合区制度をめぐって、自民党の松山政司参院会長は「弊害が顕在化している」として、3年後の参議院選挙までに合区解消を目指す考えを示していました。