和紙が特産の岡山県津山市横野地区で、地元の小学6年生が来年春の卒業を前に卒業証書に使う和紙を手作りしました。

6年間の思いを胸に紙すきに挑むのは、高田小学校の6年生12人です。1年生のころから地域の伝統工芸品「横野和紙」について学んでいて、これまでも紙すきや原料の1つ、トロロアオイの栽培などを体験してきました。

卒業証書の紙作りは学習の集大成となるもので、20年前に始まったといいます。

(高田小学校6年生)

「世界に一つだけしかない自分の宝物になると思います」

「(横野和紙は)長い間続いている文化だから、受け継ぐ人が増えてほしい」

手作りの卒業証書は、来年3月19日の卒業式で手渡されるということです。