12月4日木曜日、宮城県内は今シーズン初めての本格的な雪に見舞われました。早朝から広い範囲で降雪が観測され、特に山沿いの地域では積雪が増加しています。平地でも雪が積もった地域があり、交通への影響が懸念されています。
積雪が増え、真冬の寒さ続く
この後も西部では長い期間に渡って雪が降り、積雪が山沿いを中心に増えていきそうです。東部では少し晴れ間も出てきますが、風が強まります。最高気温は高いところでも5℃前後と、真冬の寒さが続きます。

今後の見通し・雪雲シミュレーション






4日はこの後、西高東低の冬型の気圧配置が強まり、等圧線の間隔も狭くなるため、西寄りの風も強まっていきます。東北地方では会津地方に大雪警報も出ています。






また、5日の明け方になると、小さな低気圧が近づいてきますので、東部でもまた広い範囲で雪となりそうです。
広い範囲で雪
午前8時以降の予想を見ると、この後も西部では長い期間に渡って雪が降り、山沿いを中心に積雪がどんどん増えてきそうです。東部では全体的には晴れや曇りの期間が長いですが、5日の未明から明け方は低気圧が通過するため、広い範囲で雪が降る可能性があります。

予想降雪量を見ると、5日明け方までの24時間で、山沿いでは今からさらに5cm、10cm以上雪が増えていくところがありそうです。古川や白石でも数cm増える可能性があります。仙台など街中でも5日の朝は4日朝以上にしっかり雪が積もっているかもしれません。
気温は真冬並みに、スリップに注意
この後は気温があまり上がりません。最高気温は仙台で5℃などと、3日の日中よりも5℃以上低いところが多く、1月下旬並、真冬並の寒さとなりそうです。
夜はまた冷え込んでいき、5日朝の最低気温は4日朝と同じか若干高いくらいとなります。5日の朝にかけても路面の凍結、スリップに十分注意してください。
各地の天気

仙台エリアは東部では次第に晴れ間が広がりますが、西部では長い時間雪が降り、山沿いでは積雪がさらに増えていくでしょう。

名取・白石エリアでは、東部と西部で天気が大きく異なりますが、晴れる東部でも最高気温は5℃前後で真冬のような寒さが続きます。

石巻エリアは概ね晴れますが、こうした地域は特に西風が強まりやすくなります。大崎地方の辺りでは吹雪くところもありそうですので、夕方まで強風に注意してください。

気仙沼エリアでも夜遅くから5日の明け方にかけては再び雪が降りそうです。波の高さは3mのち2mで、夕方まで高波に注意が必要です。
今後の見通し

5日の午後になりますと西部の雪もだんだんと止んでくると見られ、土曜日と日曜日は晴れ間が広がりそうです。5日まで真冬並の寒さが続きますが、土日はだんだんと暖かさが戻ってくるでしょう。
4日はこの後も西部では雪の降りやすい状態が続きます。路面状況や気温の変化に十分注意し、安全な行動を心がけてください。














