高知県内では教員の人材確保が課題となっています。現時点で小学校教員は2026年度採用予定人数に達していない状況で、県教委は追加の試験を行うということです。

2025年、県教委が行った小学校教員採用試験の合格者260人のうち、3日時点でおよそ6割の160人が辞退しています。現時点で採用予定人数には30人ほど足りていないため、12月14日に2回目の採用試験が行われます。

小学校教員の追加の試験には採用予定人数40人に対し56人の応募があり、結果次第では採用予定の人数を確保できる見込みとなっています。ただ、2025年も合格者の大量辞退を受け、県教委は今後、人材確保に向け働き方改革にも力を入れていく方針です。

(高知県教育委員会 今城純子 教育長)
「教員の働き方改革については今まで以上に強力的にやっていきたいと考えています。教員の時間外在校等時間を減らしていくための取り組みもやっていかなければいけない」

14日には大学3年生を対象とした教職員採用試験も実施される予定で、合格者はいずれも1月16日に発表されます。