中国とロシアの高官が会談し、日本について「軍国主義を復活させようとする企てに断固として反撃する」ことで一致しました。
中国外務省は、モスクワを訪問中の王毅外相が2日、ショイグ安全保障会議書記と会談し、「日本に関連する問題について戦略的な認識調整を行い、高度な合意に達した」と発表しました。
両者は高市総理の台湾有事をめぐる国会答弁などを念頭に、「ファシズムや軍国主義を復活させようとする企てに断固反撃し、国連安保理常任理事国としてともに責任を担い、国際正義を守るという点で一致」し、日本に対し対抗する方針を確認したとしています。
さらに、ショイグ氏は会談の中で「ロシアは一つの中国の原則を堅持し、台湾やチベット、新疆ウイグル自治区、香港などにおける中国の立場を支持する」と表明したということです。
和平に向けた協議が行われているウクライナ情勢についても「意見交換した」としています。
王毅外相はその後、ラブロフ外相とも会談し、「日本の極右勢力が地域の平和と安定を破壊し、再軍事化を企てる挑発行為を断固阻止しなければならない」と呼びかけると、ラブロフ外相は「ロシアは台湾問題における中国の立場を断固支持する」と応じたということです。
また、ラブロフ外相はウクライナ情勢について、「中国が客観的で公正な立場を堅持していることを賞賛し、中国との意思疎通を維持したい意向を示した」としています。
高市総理の発言を受けて日中関係が悪化する中、中国はフランスやイギリス、アメリカなどに対し台湾問題で中国の立場を支持するよう求める「外交戦」を展開しており、日本に対する圧力を強めています。
今回のロシアでの会談もその一環とみられており、ロシアとの共闘関係をアピールすることで日本に圧力をかける狙いがあります。
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