宮崎県のお茶を世界に発信です。
フランスで日本のお茶や食品などを扱う店のバイヤーらが、県内の茶専門業者を視察しています。
都城市の「鎌田茶業」を訪れたのは、フランスにある茶専門店のバイヤーや、おもに日本の食品などを扱うセレクトショップのオーナーです。
この視察は、県内企業の海外展開を支援するジェトロ宮崎が、県産のお茶の販路拡大につなげようと実施したものです。
近年、健康志向の高まりから、ヨーロッパやアメリカを中心に日本の「抹茶」がブームとなっていて、抹茶を含む日本茶の輸出額は年々増加。
県産茶も昨年度の輸出量は290トン、輸出額も5億3100万円と過去最高となっています。
こうした中、鎌田茶業が開発したのが…
(鎌田茶業 鎌田俊作社長)
「どうにかして日本の良さを広げる何か商品を作れないかということで作ったのが、この紅茶の抹茶です」
お茶の中でも海外でも馴染み深い紅茶を抹茶に加工した「紅抹茶(あかまっちゃ)」。
(バイヤーが「紅抹茶」を試飲して)
「お茶のエスプレッソ。ティーエスプレッソ」
バイヤーらは、このほか、用意された12種類ものお茶を真剣な表情でテイスティング。
また、高度な技術で加工された希少な茶葉の香りも確かめていました。
(鎌田茶業 鎌田俊作社長)
「日本のお茶の日本の良さが日本の勤勉なお茶の作り方であったりそれが世界に広がることはすごくいいことだと思うしわれわれはそういうことをするべきだと思っている」
(バイヤー)
「紅抹茶の中にお茶そのものの力を感じられてとてもすばらしい。そのほかのお茶もすごくすばらしいレベル」
世界で日本茶への関心が高まる中行われた今回の視察。県産茶のさらなる広がりに期待がかかります。
(鎌田茶業 鎌田俊作社長)
「日本の見方と海外の方の見方の違いを知ることができて、それに対する商品をどう作っていくかのアプローチのし方が変わってくると思うので、すごくいい勉強になった」
一行は、3日まで県内に滞在し、県内各地の茶専門業者を視察します。
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