来年度中の新設が検討されている「防災庁」について、愛知県は南海トラフ地震に対応する地方の拠点として、名古屋の三の丸エリアへの設置を国に要請する方針です。

(愛知県・大村秀章知事)
「南海トラフを想定した中央拠点には、特にこの名古屋城界隈、三の丸地区がふさわしい」

国は、災害対応の司令塔「防災庁」の地方拠点を設けることを検討しています。大村知事は12月2日の会見で、県庁や名古屋市役所に加え、国の出先機関が集まり高台にある三の丸エリアに地方拠点を設置するよう、国に改めて強く働きかけると話しました。

ことしの8月にも、愛知県と名古屋市の連名で国に要請書を提出していて、南海トラフ地震が起きた際の司令塔機能を持ち、首都直下地震の際の首都圏機能をバックアップする拠点になれるとしています。