ロッテの佐々木朗希投手(21)が14日、都内で一年を振り返る「2022年報道写真展」のオープニングセレモニーに出席し、来シーズンや来春のWBCに向け抱負を語った。さらにロッテはこの日、今季限りで巨人を退団するC.C.メルセデス投手(28)と前タイガースのルイス・カスティーヨ投手(27)の獲得を発表した。

報道写真展主催の東京写真記者協会は昨年末から今年にかけて撮影された写真の中から各賞の選考を行い、スポーツ界ではサッカーW杯、世界陸上での日本選手の活躍、大谷翔平(28)、羽生結弦(28)らの写真が14日から東京・日本橋三越本店で展示される。プロ野球からは、ヤクルト村上宗隆(22)の日本選手最多の56号ホームランなどをはじめ、佐々木が4月10日のオリックス戦で達成した完全試合の写真も飾られている。

「すごく嬉しいですし、来年以降もいい写真を撮ってもらえるように頑張ります」と自身の写真を眺めた佐々木は、自分の(試合の)写真で好きな写真は?との質問に「ないです(笑)」とはにかみながら即答。さらに「僕はあんまり外にでないので(笑)」と自身で写真を撮る機会はほとんどないそうで、「これをきっかけにいい風景を撮れるような場所に行きたい」と笑顔を見せた。

来季に向けてさらなる活躍が期待される佐々木は、来春開催されるWBCで日本代表の有力候補。「まずは選ばれてからなんですけど、活躍できるようにしっかり準備したい」と本番を見据え、参加を表明している大谷翔平(28)、ダルビッシュ有(36)、鈴木誠也(28)ら日本人メジャーリーガーとのプレーについて「現役のメジャーリーガーと一緒にプレーする機会は本当に貴重だと思うので、たくさんのことを吸収して、その中で頑張りたいと思います」と今から楽しみにしているようだ。

写真展にちなみ、WBCの“世界一の写真”は飾ってもらいたいですか?と聞かれると「そうですね。はい。そうなるように頑張りたいと思います」と三大会ぶりの世界一に向け頼れる“令和の怪物”が意気込んだ。

ロッテはこの日、投手として2人の新外国人選手の獲得を発表し、自由契約から入団が決まったメルセデスは「先ず始めにこの機会を与えてくれた千葉ロッテマリーンズに心から感謝したいと思います。千葉は素晴らしい場所です。この街にチャンピオンシップをもたらすために一生懸命働きます」と意気込んだ。吉井監督は「日本で実績もありますし、リーグが変わることでさらに飛躍をしてくれるのではないかと思います」と期待を寄せた。

ドミニカ出身のカスティーヨは12年から21年までダイヤモンドバックス、今季はタイガースでプレー。「私を信頼してチャンスをいただいたことに感謝し、千葉ロッテマリーンズのユニホームを着てチームの代表として投げられることを嬉しく思います」とコメント。吉井監督は「先発もリリーフもできると思います。ストレートも速いですし、チェンジアップ、スライダー、ツーシームも精度が高く楽しみです。コントロールもいいので日本向きだと思います」と評価した。