12月1日、寒冷前線の通過に伴い、宮城県内は気温が大きく変動する見込みです。
午前中は高気圧に覆われて晴天となりますが、西から接近する寒冷前線の影響で、午後は次第に雲が広がり、西部の山沿いを中心に雨が降るでしょう。局地的には雷雨となる可能性もあります。

10月下旬並みの暖かさに

仙台の気温推移を見ると、7℃だった気温は正午に17℃、午後3時には最高気温19℃まで上がる予想です。その後は前線通過に伴い気温が下がり始め、午後9時には11℃、深夜には9℃まで低下します。

前線通過後は一転して寒気流入

前線通過後は寒気の影響で気温が大きく下がります。12月2日朝の最低気温は仙台で6℃と、1日朝とほぼ変わらない冷え込みとなる見込みです。日中の暖かさとは対照的に、夜間から翌朝にかけては冷え込みますので、暖かくしてお休みになることをお勧めします。

西部山沿いで雨、局地的に雷雨も

午後1時頃から西の方に寒冷前線の雨雲が接近し、時間の経過とともに前線が県内を通過していきます。このため、西部の山沿いを中心に所々で雨が降るでしょう。大気の状態が不安定となるため、局地的には雷雨となる可能性もわずかにあります。

地域別の予報

仙台市内

東部を中心に晴れ間が広がりますが、夕方は西部の山沿いを中心に一時雨が降るところがありそうです。最高気温は東部で19℃の予想です。

名取から七ヶ宿方面

日中はたっぷりと日差しが届きますが、山沿いの方は午後から雲が広がり、川崎町周辺を中心に一時雨が降るでしょう。最高気温は名取で19℃、川崎・蔵王で18℃、七ヶ宿で17℃の予想です。

石巻から加美方面

朝と夜を中心に晴れますが、山沿いの加美では一時雨が降る見込みです。波の高さは1.5メートルと、明日にかけてやや高い状態が続くでしょう。

気仙沼から栗原方面

朝晩を中心に晴れますが、夕方は北部山沿いで最もにわか雨の可能性が高くなります。午後は雷雨となるおそれもありますので、天気の急変にお気をつけください。気仙沼の最高気温は18℃、南三陸は19℃、鳴子は17℃の予想です。

向こう1週間の見通し

向こう1週間は天気の変化がかなり大きくなります。12月3日水曜日の夜から山沿いでは雨が雪に変わり、4日木曜日と5日金曜日は山沿いを中心に雪となり、積雪のおそれがあります。

特に5日金曜日は東部の平地でも雪が降り、場所によっては積もるおそれがありますので注意が必要です。仙台の予想最高気温は、2日が13℃、3日が12℃、4日が6℃、5日が7℃、6日が11℃、7日が14℃となっています。最低気温は3日が2℃、4日が0℃と冷え込みが強まります。

本日は暖かな陽気となりますが、前線通過後は気温が急降下し、週末にかけては本格的な冬の寒さが訪れる見込みです。気温変化が大きいため、体調管理に十分ご注意ください。