絵文字で取引

スマートフォンで簡単に入手できる違法薬物。

密売人は、「薬物」という言葉を使わず絵文字で取引をしています。

Q絵文字の意味知ってますか?

22歳
「あー、薬物ですよね。TikTokとかで」

21歳
「ブロッコリーは大麻やろ、アイスがシャブ、チャリがコカイン」


若者たちの間ではもはや”常識“となりつつある絵文字。

九州厚生局麻薬取締部によりますと、SNS上には、こうした絵文字や隠語を使った投稿が氾濫しているといいます。

九州厚生局麻薬取締部 加藤秀雄 調査総務課長
「スマートフォンによってSNSがすぐ活用できてしまう。ですから日本全国どこにいても、あるいは大人であろうが子供であろうが、誰でも密売人にアクセスできてしまう」

巧妙化する密売人の手口

さらに密売人の手口は巧妙化しています。

まずSNSで客を集め、その後、より秘匿性の高いアプリに誘導するのです。

麻薬取締官
「XのアカウントにテレグラムのチャンネルのURLが添付されていますので、こういったように管理者が投稿して、それに興味があればまた別の連絡先が書いてありますので、こちらをまたクリックすると直接1対1でメッセージをやりとりすることができます」