12月1日にはじまるホッキガイの漁について、青森県内有数の水揚げ量を誇る三沢市漁協が漁獲制限を設けることが分かりました。
ホッキガイの漁は、12月1日~2026年3月までの期間、三沢市漁協を含む4つの漁協が行います。
このうち三沢漁港の水揚げの半数以上を占める三沢市漁協が、漁獲制限を設けることが決まりました。
漁獲制限では、直近3年の平均漁獲量の半数となる80トンを上限として、上限に到達した後の漁を禁じるほか、漁港から沖合3.3kmほどを禁漁区域に設定します。
三沢市漁協によりますと、八戸水産事務所の昨年度の調査で漁協が管轄するエリアでの資源量が前の年度の73%まで減っていたうえ、稚貝がほとんど取れませんでした。
海の環境変化や生育エリアの移動、天敵の増加などが背景にあると見られますが、原因はわかっていません。
漁師は頭を悩ませています。
漁師は
「正直、収入が減るので漁師としてはきつい。このままとり続けると数年で枯渇する。全然いなくなるレベルなので、今できることをやっていきたい」
熊野稔 組合長は、青森テレビの取材に対して「母貝の購入や生育調査にかかる経費の支援について県や市に要望する」としています。














