堺市の中学生がいじめを受け、その後自殺した問題。遺族が市に再調査を要望です。

 堺市教育委員会などによりますと、2018年、堺市立中学の1年生だった女子中学生がいじめを受けて不登校になり、その後、自殺しました。

 第三者委員会は、いじめがあったと認定したものの、「いじめと被害生徒の死亡との間に因果関係があったものとは認めることはできない」などとしました。

 遺族は調査結果に納得ができないとして、2022年、市に対し再調査を求めましたが、調査は済んでいるとして市は拒否していました。

 しかし、その後遺族は、自殺の約3週間前に同級生から亡くなった生徒に「死ねクソが」といったメッセージが送られていたのを確認。「調査結果に影響を及ぼし得る新しい事実が判明した」などとして27日、市に対し再び、再調査を求めました。

 (遺族)「誰も聞いても分かってくれない。娘はこういう気持ちだったんだなと。もっと娘に寄り添って調査してほしい」

 堺市は再調査の実施について、「文科省のガイドラインなどを確認してから回答する」などとしています。