【柏崎刈羽原発 稲垣武之所長】
「福島第一原発事故のクラス、またはそれ以上に対応できるかが、県民の皆さまの関心事でもあると思う。私も最もこだわってきたところなので、ここが満足できなかったら絶対に運転する気になれない」
「私から見ても、福島第一原発事故当時にわれわれがやっていたレベルよりは、はるかに高い」
一方で東京電力では、テロ対策にかかわる秘密文書を社員が許可なく持ち出してコピーしていた問題が分かり、現在、原子力規制庁による検査を受けています。
柏崎刈羽原発では、2021年にIDカードの不正使用などの『テロ対策不備』が相次いで発覚して、核燃料の移動を禁じられる“事実上の運転禁止命令”を受けていましたが、今回見つかった問題はその“禁止命令”が出されていた前後の2020年と2024年に起きていました。

【柏崎刈羽原発 稲垣武之所長】
「核物質防護においてこういった不適合が発生し、県民の皆さまに心配をかけてしまった。しっかりと改善して、しっかりとお伝えすることによって、理解を少しでも回復していくしかない」

東電が再稼働を目指す柏崎刈羽原子力発電所は、12月の新潟県議会での同意が得られれば、6号機が2026年1月にも再稼働できる状態となる見通しです。














