SNSを通じて南魚沼市の80代男性に恋愛感情を抱かせ、金の地金合計1.5キロを騙し取ったとして、27日、住所不定・無職の男(20)が逮捕されました。
警察によりますと、男は何者かと共謀し、2025年4月25日から6月5日にかけて犯行に及んだ疑いが持たれています。何者かが架空の女性とその伯父になりすまし、SNSで接触した80代の男性に対し、メッセージアプリで趣味の話などを重ねました。そして恋愛感情を抱かせた後、「私の伯父は経済学者で、40年の投資経験がある」「私はあなたの利益を保証できる」「既存の資産を金市場に移転することをお勧めする」などと金の投資取引に勧誘し、金の地金を騙し取るためのうそを言い、3回にわたり、男性に金の地金合計1.5キロを購入させました。逮捕された男は金の回収サービススタッフになりすまし、男性の自宅を訪問して金の地金を受け取り、騙し取った疑いが持たれています。警察は捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。
その後、男性は親族から「騙されている」と指摘され、警察に被害を届け出ました。防犯カメラや他県と情報を共有するなどして捜査を進め、逮捕に至りました。警察は“トクリュウ”(匿名流動型犯罪グループ)とみて捜査しています。














