北海道の釧路湿原周辺で、メガソーラー建設計画を進める大阪の日本エコロジーが、希少生物に関する再調査を求められている別の予定地でも、12月上旬から工事を始める予定であることがわかりました。

北海道釧路市によりますと、日本エコロジーは11月17日、釧路市昭和地区を含む複数のメガソーラー建設工事について、着工の予定を「12月上旬から」とする変更届を釧路市に提出しました。

昭和の予定地をめぐっては、絶滅危惧種のキタサンショウウオなど希少生物の生息調査が不十分だとして、11月に入り、釧路市が再調査を求めています。
日本エコロジーは、22日に住民説明会を行いましたが、参加者によりますと、その中で松井社長は「事前調査は適切に行っている」として、工事を進める意向を示したということです。

また、松井社長からキタサンショウウオの生息が確認された場合、保護策をとるという発言があったものの、具体策は示されなかったということです。















