福島県浪江町の伝統的工芸品・大堀相馬焼の窯元が、台湾のビールメーカーと共同でタンブラーを開発しました。商品の完成を記念して、13日、台湾の関係者が大堀相馬焼の窯元を視察しました。
郡山市にある「あさか野窯」を訪れたのは、台湾のビールメーカーの関係者です。
この取り組みは、大堀相馬焼の販路を海外に広げようと企画されたもので、台湾のビールメーカーは、今回、3つの窯元と共同で商品開発を行いました。
開発した商品は、ビール用のタンブラーで「大堀相馬焼」の特徴である二重焼きが取り入れられ、保冷に優れています。
一方、台湾のビールメーカーは福島の日本酒をイメージしたクラフトビールをそれぞれ開発しました。
今回、窯元を訪れた一行は、タンブラーを作る過程を見学したあと、自ら「ろくろ回し」も体験し、日本の伝統文化に触れていました。
台湾から来たロイ・チェンさん「今回のプロジェクトを通して色々な文化を知ることができて、これからも色々とコラボレーションをしていけたらなと思う」
あさか野窯・志賀喜宏さん「コラボをきっかけにして少しずつ色々なことを覚えたり、海外販売もやっていければいいなと個人的にも産業全体としても思います」
一行はこのあと、大堀相馬焼のふるさと浪江町などを訪れ、被災地を見学したということです。
開発された商品はインターネットで購入できるということです。














