不登校の子どもたちも健康診断を受けられるよう、親などで作る団体が、仙台市教育委員会に対し、代替手段の整備などを求める署名を提出しました。

要望活動を行ったのは、不登校の子どもの親たちで作る市民団体で、嘆願書と全国から集めた2962人分の署名を仙台市教育委員会の担当者に手渡しました。

嘆願書では、学校での健康診断に代わる代替手段の整備や親への情報共有などを求めています。

団体の代表は、自分の息子が不登校になった際、健康診断を受けていなかったため成長のデータが残っておらず、病気の診断や治療に苦労したと説明しました。

不登校の子どもを持つ市民団体 代表:
「(家の外に)出づらい子どもたちも安心して受けられるような態勢を複数作ってもらえるのが、一番要望は強いが、まずは一歩一歩できるところからやってもらえれば」

文部科学省の調査によりますと、仙台市立の小中学校では、2024年度の不登校の子どもの人数は3199人に上っています。
市教委は今後、関係機関と協議し対応を検討するということです。














